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鼻は年齢と共に大きくなる!?

美容外科

2024.09.29

皆さんこんにちは。R Beauty CLINIC銀座院副院長の吉田です。
今回は、鼻の「加齢による変化」について説明したいと思います。

顔面全体の加齢性の変化については以前に書きました。
顔は加齢とともに変化する

①鼻は加齢によってどう変化するのか?
顔面における他のパーツと同じように、鼻も加齢によって変化します。
加齢現象による変化は次のように分類できます。
  1. 皮膚表面の変化
  2. 内部構造の変化
  3. 土台部分の変化
となります。

最初に、皮膚表面の変化としては、加齢とともに皮膚はコラーゲン線維やエラスチン線維の量が減っていき、柔軟性を失います。
更に、加齢に伴い脂腺が増加することで皮膚自体が肥厚化し、また脂腺が多いと常在菌にとっては繁殖の温床であるため、慢性的に軽度の炎症状態であるため瘢痕形成が起こり硬さが出てきます。

次に、鼻を支える骨格としては骨・軟骨が挙げられます。軟骨は加齢とともに徐々に柔軟性を失っていきます。


鼻の土台部分の変化としては、頭蓋骨全体に骨吸収が起こります。その結果として、梨状孔と呼ばれる鼻の土台部分は拡大していきます。

②どうして大きくなるのか?
前述した通り、鼻の各組織は加齢によって変化を見せます。
皮膚や皮下組織が厚くなることにより、表層部のボリューム自体が増加し、シャープさを失い団子鼻の様相を呈するようになります。
骨格としては、梨状孔自体が広がるため鼻の基盤が広がることで、横方向へ広がるように力が働きます。

また、軟骨はしなやかさを失い、脆弱になるため、支持性がなくなり潰れたように見えてしまいます。
なので、全体としては、大きく広がったように見えてしまいます。側面像としては、鼻先は下に引っ張られるため、垂れ下がったように見えます(フィクションなどで出てくる「悪い魔女」のイメージはこの特徴を誇張したものと思われます)。

③解決策
さて、他の顔面の整形に形を変える施術のみではなく、加齢により変化した部位を若返らせる施術は数多く存在します(フェイスリフトなど)。
もちろんこの考え方は鼻の整形にも応用が可能です。上述した鼻の加齢による変化の逆を辿るような施術を行うことが効果的になります。
まず鼻先を挙上させるようにデザインします。その際に、脆弱化した内部構造を補強する必要があります。
この際に重要となってくる考えが“Tip support(鼻尖の支持性)”になります。

上図の詳細な説明については以前書いた鼻先を支える軟骨移植法を参照してください。
鼻先を支える施術に関しては主に「鼻中隔延長術」と「コルメラストラット法」が挙げられます。
この二つの施術の詳細についても、以前記載した鼻への軟骨移植の色々をご参照ください。

この二つの施術を用いて、鼻尖を少し上向きに向けて挙上することで「垂れさがった鼻先」から「ツンと上がった鼻先」へと変えて、若々しい鼻を作ることが出来ます。また、この二つの施術はどちらにせよオープンアプローチで行うので、皮下の組織が分厚い場合でも減量することが可能になります。

鼻先からのアンチエイジングにご興味をお持ちの方は、まずは一度ご相談にお越しください。
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