目尻切開法の色々

こんにちは。Rビューティークリニック銀座院の副院長の吉田です。
本日は、目の中でも少し限られた部位である「目尻」について解説していきます。

目尻に関しては、主に外方向へ広げることを目的として手術をしていきます。
医学的な名称は「外眼角形成」と呼ばれており、様々な方法が考案されてきました。
今回は、そちらについて解説していきます。

①皮弁のデザイン
当院ではV-Y法と呼ばれる方法と、W法と呼ばれる方法を採用しております。
前者は傷痕が小さく済む傾向にありますが、多少の後戻りが懸念されます。
後者は後戻りはしにくく、上下方向にも広がりますが、傷痕はV-Y法に比べて大きくなる可能性があります。
詳細については施術ページをご参照ください。

②外眼角の靭帯の処理
さて、今回の本題ですが、外眼角靭帯についてです。

目尻には、図のように外眼角靭帯という靭帯の構造があります。
この靭帯を加工することで、目尻の位置を調整することが出来ます。
これは、例えば少しタレ目気味にしたいというケースや、目尻の位置に左右差がある場合などで、大変有用なテクニックとなります。
実際の症例で見てみましょう。

目尻の位置が変わったのが分かると思います。
このように、いくつかの施術を組み合わせることで変化を出すことが出来るのが目尻切開です。
是非ご検討ください。