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人中短縮について

その他美容外科

2021.07.16

人中は鼻の下から上唇までの部分を指しており、最近は短くする施術(人中短縮術)が流行っております。このオペにつきましては、施術内容はシンプルで切除して縫縮する施術にはなります。しかしながら、結果を大きく左右するポイントがいくつかあり、切るだけの単純なオペではないです。

①切るデザインについて

鼻の穴部分の傷を、穴の中に入れるか、穴の下に作るかで分かれます。
前者は傷痕が鼻の穴の中に入るので目立ちにくいというメリットがありますが、鼻孔底隆起というもともとある構造を切除してしまうので鼻の穴の形が変化するというデメリットがあります。

Aesthet Surg J, Volume 34, Issue 3, March 2014, Pages 457–468
鼻の穴の中まで切り込むデザイン

②内部処理について

口輪筋の上層までは剥離を行う点は共通ですが、切除範囲を大きくしてそのまま閉創を行うか、小さい切除範囲で口輪筋の一部を切除して吊り上げ固定をするかで分かれます。
前者は皮膚の切除による短縮を主たる目的としているため皮膚の弛みが原因である場合に効果があり、後者は皮膚の弛みというよりは構造上の立て直しのイメージになります。

③切る長さについて

人中短縮に関しては厳密な適応が決まっている訳ではないですが、15mm以内になるのが適正と言われています。長くなる原因は様々ありますが、年齢と共に皮膚はたるむので短いほうが可愛らしく若々しく見えます。
切る長さについては皮膚の弛みの場合は、たるんだ部分を大きく切り取る必要があるため、必然的に切除範囲は大きくなる傾向にあります。

当院では患者様の状態に応じて適切な術式を提案させていただきます。

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